こんにちは。「店舗活性化委員会(ミセカツ)」です!
在庫管理が必要な小売店では、棚卸しや欠品対応に多くの時間を取られ、売り場づくりや接客に注力できないという悩みが少なくありません。POSレジと在庫管理を連動させることで、販売データを活用した自動更新の仕組みが構築でき、作業負担を大幅に削減できます。
本記事では、POSレジを使って在庫管理を効率化する具体的な方法と、自動化によるメリット、導入時に確認すべきポイントを実務目線で解説します。

POSレジを使って在庫管理を効率化する方法
POSレジと在庫管理を連動させることで、会計のたびに在庫数が更新される仕組みを実現できます。ここでは、その基本的な流れとバーコードを活用した運用方法を順に整理します。
在庫管理の効率化には、データの正確性とリアルタイム性が重要です。POSレジはこの両方を支える中心的な役割を果たします。
POSレジと在庫管理を連動させる基本的な仕組み
POSレジで在庫管理を行う際には、「会計データ」「入出庫の記録」「商品マスタ」の3つを連携させることが基本です。販売時点でバーコードや商品コードをスキャンすることで、販売数量が自動で在庫数から差し引かれる仕組みです。
この仕組みでは、商品ごとにSKU(在庫管理単位)を設定し、入荷・返品・店舗間移動などの在庫変動を記録します。理論在庫と実在庫の差異は、定期的な棚卸しで補正するのが一般的な運用フローです。
POSレジと在庫管理を支える代表的なデータ項目を、役割と更新タイミングに分けて整理します。
| データ項目 | 役割 | 更新タイミング |
|---|---|---|
| 会計データ | 販売数を在庫から差し引く | レジ会計時 |
| 入出庫記録 | 入荷・返品・移動を反映 | 入力または読み取り時 |
| 商品マスタ | SKU単位で在庫を管理 | 登録・更新時 |
| 棚卸しデータ | 理論在庫と実在庫の差異を補正 | 定期または随時 |
正確な在庫管理を実現するには、商品登録の精度と入力漏れの防止が不可欠です。特に入荷時や返品時の記録を確実に行うことで、理論在庫と実在庫のずれを最小限に抑えられます。
販売データをもとに在庫数を自動で更新する流れ
POSレジで商品を会計すると、販売データが在庫管理システムに送られ、該当商品の在庫数が自動的に減算されます。この自動更新により、リアルタイムで在庫状況を把握できるようになります。
在庫更新の流れは以下の通りです。
- レジで商品バーコードをスキャンし会計処理を実行
- 販売データが商品マスタと照合され在庫数を更新
- 更新された在庫データが管理画面や一覧で確認可能に
- 設定した発注点を下回ると自動でアラート通知
在庫更新の精度を保つためには、返品や交換の際にも必ずPOSレジを通して処理を行い、入出庫の記録を正確に残すことが重要です。また、未登録商品の扱いをあらかじめ運用ルールとして整備しておくことで、記録漏れを防げます。
バーコード運用によって在庫管理を効率化する方法

バーコードを活用することで、入荷・品出し・返品・棚卸しといった在庫変動の記録を読み取り中心に切り替え、手入力によるミスと記録漏れを大幅に減らせます。
バーコード運用の主な効果として、以下の点が挙げられます。
- 入荷時にバーコードを読み取ることで、商品情報と数量を瞬時に記録
- 棚卸し時に実在庫をハンディターミナルで読み取り、理論在庫との差異を自動集計
- 商品マスタ未登録時にエラーを出力し、登録漏れを防止
- 複数スタッフが同時作業しても記録の重複や漏れが発生しにくい
バーコード運用を円滑に進めるには、商品登録時に正確なJANコードや自社コードを設定し、POSレジやハンディターミナルと連携できる環境を整えることが前提となります。
POSレジで在庫管理を自動化するメリット
在庫管理を自動化することで、人的負担の軽減だけでなく、欠品や過剰在庫といった経営課題の改善にもつながります。ここでは、自動化によって得られる主なメリットを具体的に見ていきます。
棚卸しや在庫確認にかかる作業時間を削減できる
POSレジと在庫管理を連動させると、販売のたびに在庫が自動更新されるため、棚卸しの頻度を減らしたり、作業時間を短縮したりしやすくなります。たとえば、閉店後や休業日に時間をかけていた棚卸しを、手順の見直しとあわせて営業時間内に分散できるケースもあります。
棚卸し関連の作業が、従来運用とPOSレジ連動後でどう変わるかを比較します。
| 作業内容 | 従来の方法 | POSレジ連動後 |
|---|---|---|
| 在庫数の確認 | 手作業でカウント・記録 | 管理画面で一覧表示 |
| 棚卸しの実施 | 全商品を目視・手入力 | ハンディで読み取り自動集計 |
| 差異の照合 | Excelなどで手動計算 | 差異リスト自動生成 |
棚卸し作業の負担が減ることで、スタッフは接客や売り場づくりに時間を割けるようになり、店舗運営全体の質も向上します。
欠品や過剰在庫を防ぎやすくなる

在庫データがリアルタイムで更新されることで、欠品による機会損失や過剰在庫によるキャッシュフロー圧迫を未然に防げます。発注点を設定しておけば、在庫が一定数を下回ったタイミングで自動アラートを受け取ることも可能です。
欠品・過剰在庫を防ぐための運用例として、以下が挙げられます。
- 売れ筋商品の在庫推移を日次で確認し、補充タイミングを最適化
- 季節商品やキャンペーン品の在庫状況を事前に把握し、発注量を調整
- 過剰在庫になりやすい商品を可視化し、値引きや店舗間移動で早期処分
在庫の適正化は、売上機会の最大化とコスト削減の両面で効果を発揮します。特に回転率の高い商品や限定商品を扱う店舗では、自動化による恩恵が大きいです。
複数店舗や倉庫の在庫状況を一元管理できる
複数店舗を展開している場合、POSレジと在庫管理を連動させることで、本部から全店舗の在庫状況を一元的に把握できます。店舗ごとの在庫偏在を解消し、店舗間移動や補充判断をスピーディーに行えるようになります。
一元管理で「何が見えるようになり、どんな判断が早くなるか」を整理します。
| 管理項目 | 効果 |
|---|---|
| 店舗別在庫一覧 | どの店舗に何があるかを即座に把握 |
| 商品別在庫集計 | 全社在庫を俯瞰し発注・生産計画に反映 |
| 店舗間移動履歴 | 移動実績をもとに最適配置を検討 |
| 倉庫在庫との連携 | 倉庫から店舗への補充タイミングを最適化 |
一元管理により、本部スタッフは各店舗を訪問せずとも在庫状況を把握でき、迅速な経営判断が可能になります。また、EC連携を行う場合には、実店舗とオンラインの在庫を統合管理することで、販売機会を最大化できます。
在庫管理目的でPOSレジを導入する際のポイント
在庫管理を目的にPOSレジを導入する場合、レジ機能だけでなく在庫管理機能の充実度や運用の柔軟性を重視する必要があります。ここでは、導入前に確認すべきポイントを3つの視点で整理します。
自社の業態や将来計画に合った選定を行うことで、導入後の運用コストを抑えられます。
小売店の業態や規模に合った在庫管理機能を確認する
在庫管理機能は製品によって対応範囲が大きく異なるため、自店の業態や商品特性に合った機能を備えているかを事前に確認することが重要です。
確認すべき主な機能として、以下が挙げられます。
- 棚卸し機能(差異リスト、チェックリスト、ハンディ連携)
- 在庫一覧・検索機能(商品名・カテゴリ・色・サイズでの絞り込み)
- 発注点・アラート機能(在庫が一定数を下回ると通知)
- ロット管理・賞味期限管理(食品・医薬品などで必須)
- 複数拠点の一元管理(複数店舗・倉庫の在庫を統合表示)
アパレルや雑貨を扱う店舗では色・サイズなどのバリエーション管理が重要になり、飲食店や食品小売では賞味期限や仕入先管理が求められます。業態特有の要件を洗い出してから製品を比較することで、導入後のミスマッチを防げます。
既存の業務フローに無理なく組み込めるかを見極める
新しいシステムを導入しても、現場スタッフが使いこなせなければ効果は限定的です。既存の業務フローを大きく変えずに導入できるか、操作性やマニュアルの充実度も重要な判断材料になります。
業務フローへの組み込みやすさを確認するポイントは以下の通りです。
| 確認項目 | チェック内容 |
|---|---|
| 操作の直感性 | スタッフが短時間で操作を習得できるか |
| 既存機器との連携 | 現在使用中のバーコードリーダーやプリンタが利用可能か |
| サポート体制 | 導入時の設定支援や操作研修が受けられるか |
| マニュアル・ヘルプ | わかりやすいマニュアルや動画が用意されているか |
導入初期は操作に慣れるまで時間がかかるため、サポート体制が充実している製品を選ぶことで、スムーズな移行が可能になります。また、トライアル期間や無料デモを活用し、実際の業務で試してから導入を決めることも有効です。
将来的な商品数や店舗拡大に対応できるかを考える
導入時点では小規模でも、将来的に商品数が増えたり店舗を拡大したりする可能性がある場合、拡張性の高いシステムを選ぶことが重要です。後から機能追加や店舗追加ができるかを確認しておくことで、再導入のコストを回避できます。
拡張性を見極めるポイントとして、以下が挙げられます。
- SKU登録数の上限や追加コストの有無
- 店舗数の拡張に対応したライセンス体系
- クラウド型かオンプレミス型か(拡張のしやすさが異なる)
- 外部システム(ECカートや会計ソフト)との連携可否
特にクラウド型のPOSレジは、店舗追加時の初期費用を抑えやすく、遠隔地からでも在庫状況を確認できるため、複数店舗展開を視野に入れている場合に有利です。将来の事業計画を踏まえて、柔軟に拡張できる製品を選びましょう。
まとめ

POSレジと在庫管理を連動させることで、販売データをもとに在庫数を自動更新し、棚卸し作業の負担軽減や欠品・過剰在庫の防止を実現できます。バーコード運用を取り入れることで、入力ミスや記録漏れを減らし、複数店舗の在庫を一元管理することも可能です。
導入時には、自店の業態や規模に合った機能を確認し、既存の業務フローに無理なく組み込めるか、将来の拡張性も視野に入れて製品を選定することが重要です。在庫管理の効率化は、店舗運営全体の質を高め、売上機会の最大化にもつながります。
株式会社ビジコムのオールインワンPOSレジ「BCPOS」は、売上管理と在庫管理を一元化できるシステムとして、多くの小売店で採用されています。在庫管理オプションとハンディターミナルを組み合わせることで、実在庫と理論在庫の比較やリアルタイムでの棚卸しチェック、差異リストの出力が簡単に行えます。
実際の導入事例として、沖縄県内で6店舗を展開するアロハシャツ専門店『MANGO HOUSE』様では、RFIDとPOSレジを連携することで、棚卸し作業を大幅に効率化し、在庫数のズレを減らすことができました。複数店舗の在庫をPOSで一元管理することで、棚卸しを営業時間内に、少人数で完了できる運用を実現しています。
店舗DXの一環としてビジコムのPOSレジ新規導入・リプレイスをご検討中の方は、
ぜひPOSレジ導入事例を参考にご検討ください。
業種別の活用イメージから、実際にご利用いただいているお客様の声など、導入や入れ替えに役立つ記事内容です。
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