こんにちは。「店舗活性化委員会(ミセカツ)」です!
街中の商業施設や駅、病院などで、画面に触れて操作できるディスプレイを見かける機会が増えています。これがタッチパネル式デジタルサイネージです。
従来の「情報を表示するだけ」のサイネージとは異なり、利用者自身が画面を操作して必要な情報を探せるインタラクティブサイネージとして、さまざまな施設で導入が進んでいます。本記事では、タッチパネル式デジタルサイネージの基本的な仕組みや特徴、導入メリット、具体的な活用シーンをわかりやすく解説します。

タッチパネル式デジタルサイネージとは

タッチパネル式デジタルサイネージは、従来の一方的な情報表示から、双方向のコミュニケーションを実現する新しいタイプの案内端末です。ここでは、その基本的な定義と仕組み、従来型との違いを整理します。
タッチパネル式デジタルサイネージの定義
タッチパネル式デジタルサイネージとは、ディスプレイにデジタルコンテンツを表示し、利用者が画面に触れて操作できるタイプのサイネージを指します。
単なる広告表示装置ではなく、案内端末と入力インターフェースを兼ねた双方向コミュニケーションツールとして機能します。利用者は画面をタップやスワイプすることで、欲しい情報を自分で選択し、詳細を確認できるのが特徴です。
タッチパネル式デジタルサイネージには、主に次の3つの役割があります。
- 表示機能:画像・動画・テキストなどのコンテンツを表示する
- 操作機能:画面タッチで情報選択・検索・入力ができる
- 双方向性:操作内容に応じて画面が変化し、必要な情報にアクセスできる
これらの機能を組み合わせることで、タッチパネル式デジタルサイネージは、案内・検索・受付・注文・情報提供など、幅広い用途に活用できるツールとして機能します。
タッチ操作が可能になる仕組み
タッチパネルディスプレイには、画面表面にタッチセンサーが組み込まれており、指先やタッチペンが触れた位置を検出する仕組みがあります。
代表的な方式は静電容量方式で、スマートフォンと同じ技術です。利用者が画面に触れると、その位置情報が内蔵PCまたは外部PCに送られ、専用アプリケーションが画面を切り替えたり、情報を検索したりします。
このため、スマホを操作するのと同じ感覚で、直感的に情報を探せるのが大きな特徴です。複雑な操作マニュアルがなくても、誰でもすぐに使い始められる点が、店舗案内サイネージなどで評価されています。
従来型デジタルサイネージとの違い
従来型のデジタルサイネージは、あらかじめ設定されたコンテンツを一方的に表示し続けるタイプが中心でした。一方、タッチパネル式は利用者が必要な情報を自分で選んで表示できるため、情報提供の柔軟性が大きく向上します。
同じ画面サイズでも、タッチパネル式ならメニュー構造や検索機能を設けることで、より多くの情報をコンパクトに提供可能です。また、案内スタッフの代わりに24時間対応できる端末として、混雑時の待ち時間短縮にも役立ちます。
従来型デジタルサイネージとタッチパネル式の違いを、主な観点ごとに整理したものが以下の表です。
| 項目 | 従来型デジタルサイネージ | タッチパネル式 |
|---|---|---|
| 情報提供方式 | 一方的に表示 | 利用者が選択して表示 |
| 情報量 | 限定的(表示スペースに依存) | 階層構造で多くの情報を収納可能 |
| 利用者の関与 | 受動的(見るだけ) | 能動的(操作して探す) |
| 運用面 | 広告・案内の表示 | 案内・検索・受付業務の代行 |
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タッチパネル式デジタルサイネージのメリット
タッチパネル式デジタルサイネージの導入には、ユーザー体験の向上、業務効率化、運用コストの削減という3つの大きなメリットがあります。ここでは、それぞれの観点から具体的な利点を整理します。
ユーザーが自主的に操作でき体験価値が向上する
タッチパネル式デジタルサイネージは、画面をタップしながら自分で知りたい情報を選べるため、利用者は「自分で調べて解決できた」という満足感を得られます。
多言語対応サイネージとして言語を切り替えたり、画像や動画を使ったわかりやすい案内を表示したりできるため、対面での案内よりもストレスが少ないケースもあります。特に、外国人観光客や聴覚に不安がある方にとっては、視覚的に情報を得られる点が大きな利点です。
店舗や施設側が「見せたい情報」と、利用者が「知りたい情報」を両立しやすくなり、顧客満足度の向上につながります。インタラクティブサイネージとして、利用者の操作履歴から顧客行動データ分析を行い、コンテンツ改善に活かすことも可能です。
タッチパネル式デジタルサイネージがユーザー体験の向上に貢献する具体的なポイントは、次のとおりです。
- 直感的な操作で、誰でもすぐに使える
- 必要な情報だけを選んで閲覧できる
- 多言語表示やピクトグラムで、幅広い層に対応
- 画像・動画による視覚的な案内でわかりやすい
案内業務や受付業務の省人化につながる

タッチパネル式デジタルサイネージを導入することで、よくある問い合わせを利用者が自分で解決できるようになり、スタッフの対応回数を減らすことができます。
店舗の営業時間や施設の場所、料金、手続き方法といった定型的な質問は、タッチパネル式デジタルサイネージに任せることで、スタッフはより専門的な対応に集中できます。受付案内サイネージとして、発券・番号呼び出しのフローを自動化すれば、ピーク時間帯の混雑緩和や人件費の削減も期待できるでしょう。
完全な無人化ではなく、「定型業務は端末に任せ、複雑な相談や困りごとには人が対応する」という役割分担を実現することで、現場にも受け入れられやすくなります。
具体的な業務フローの変化を、従来対応とタッチパネル導入後で比較したものが次の表です。
| 業務内容 | 従来の対応 | タッチパネル導入後 |
|---|---|---|
| 営業時間・料金案内 | スタッフが口頭で説明 | 画面で24時間確認可能 |
| フロア案内 | 紙のマップを配布 | タッチ操作で店舗検索 |
| 受付・発券 | スタッフが手作業で対応 | セルフチェックインで自動化 |
| 多言語対応 | 通訳スタッフが必要 | 画面で言語切り替え |
コンテンツ更新が柔軟で運用コストを抑えられる
タッチパネル式デジタルサイネージは、紙のポスターや案内板と異なり、内容変更のたびに印刷や貼り替えが不要なため、中長期的なコスト削減が期待できます。
キャンペーン情報やフロアマップ、診療スケジュールなどを、デジタルサイネージCMSの管理画面からまとめて更新できます。クラウド配信システムと組み合わせれば、複数拠点のサイネージを本部から一括管理することも可能です。
季節ごとのメニュー変更や、イベント情報の差し替えも、デジタルならではのスピード感で対応できます。コンテンツ更新管理の手間が減ることで、運用担当者の負担も軽減されます。
コンテンツ更新の面で得られる主なメリットをまとめると、次のとおりです。
- 印刷費・貼り替え作業が不要になる
- 管理画面から複数拠点を一括更新できる
- 季節やキャンペーンに合わせた柔軟な情報発信が可能
- 更新頻度が高い情報も低コストで運用できる
【業種別】タッチパネル式デジタルサイネージのシーン別活用方法
ここからは、タッチパネル式デジタルサイネージの具体的な活用シーンを業種別に紹介します。商業施設、公共施設、企業・医療機関という3つの代表的なパターンを通じて、導入イメージを具体化しましょう。
商業施設・店舗での商品検索や情報提供

タッチパネル式デジタルサイネージは、ショッピングモールや大型店舗で、フロアガイドや商品検索端末、在庫確認端末として活用されています。
来店客がカテゴリー別に商品を探したり、ランキング表示で人気商品を確認したり、キャンペーン情報と連動した案内を受けたりすることで、回遊性や購買意欲が高まります。紙のPOPではスペースが足りない詳細情報も、タッチ操作で必要なときだけ表示できるため、売り場をスッキリと保ちながら豊富な情報を提供可能です。
飲食店では、飲食店タッチパネルメニューとして注文受付を自動化するデジタルサイネージ事例も増えており、注文ミスの削減や多言語対応による外国人客の満足度向上につながっています。
商業施設や店舗における代表的な活用シーンと、その機能・効果を以下の表に整理しました。
| 活用シーン | 主な機能 | 期待効果 |
|---|---|---|
| フロアガイド | 店舗検索・マップ表示 | 来店客の回遊性向上 |
| 商品検索 | カテゴリー・キーワード検索 | 目的商品への誘導 |
| キャンペーン案内 | タイムセール・クーポン表示 | 購買意欲の向上 |
| セルフオーダー | メニュー選択・注文送信 | 注文ミス削減・多言語対応 |
公共施設・自治体での案内端末
タッチパネル式デジタルサイネージは、役所、観光案内所、駅構内、文化施設などで、手続きの流れや必要書類、施設情報、イベント情報を案内する端末として活用されています。
多言語対応サイネージとしてピクトグラムを組み合わせることで、外国人や高齢者にも使いやすい案内が実現します。窓口の混雑を和らげるだけでなく、閉庁時間帯でも最低限の案内を提供できる点が、公共施設での導入メリットです。
観光地では、周辺マップや観光スポット情報、交通アクセスをタッチ操作で確認できるようにすることで、観光客の利便性が向上します。デジタルサイネージ設置場所を駅や空港などの要所に絞ることで、効率的な情報発信が可能です。
公共施設や自治体でタッチパネル式デジタルサイネージを導入することで、次のような効果が期待できます。
- 手続きの流れを視覚的にわかりやすく案内
- 必要書類や受付窓口を画面で確認できる
- 多言語・ピクトグラムで外国人にも対応
- 閉庁時間でも基本情報を提供できる
- イベント・観光情報を随時更新可能
企業受付・医療機関でのセルフチェックイン
タッチパネル式デジタルサイネージは、企業の来訪者受付端末として、会社名・担当者名の入力や受付票の発行、担当者への通知をタッチ操作で行う仕組みが広がっています。
病院やクリニックでは、再来受付機や番号発券機としてタッチパネル式デジタルサイネージが既に一般的です。受付スタッフの負担軽減だけでなく、来訪者や患者が流れを理解しやすくなり、受付の滞在時間が短くなる効果も期待できます。
非接触サイネージとして、近年では衛生面への配慮から、音声操作や近接センサーと組み合わせた端末も登場していますが、基本的なタッチ操作の利便性は変わらず高く評価されています。
企業受付や医療機関などでの導入例を、用途と導入効果の観点から整理したものが次の表です。
| 導入先 | 主な用途 | 導入効果 |
|---|---|---|
| 企業受付 | 来訪者情報入力・受付票発行 | 受付業務の効率化 |
| 病院・クリニック | 再来受付・診察券読み取り | 待ち時間の短縮 |
| 歯科医院 | 問診票入力・予約確認 | ペーパーレス化 |
| ホテル | セルフチェックイン・客室案内 | フロント業務の省人化 |
まとめ
タッチパネル式デジタルサイネージは、利用者が画面を操作して必要な情報を選べるインタラクティブな案内端末です。従来の一方的な表示から双方向のコミュニケーションへと進化し、ユーザー体験の向上、業務の省人化、運用コストの削減という3つのメリットを提供します。
商業施設での商品検索、公共施設での多言語案内、企業や医療機関でのセルフチェックインなど、幅広い業種で活用が進んでいます。導入を検討する際は、「どこに設置し、誰が何のために使うのか」「どの業務をどこまで端末に任せるのか」を整理することが重要です。
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