こんにちは。「店舗活性化委員会(ミセカツ)」です!
バーコードは小売店のレジ会計から物流倉庫の検品、医療機関の物品管理まで、幅広い業務で活用されています。しかし「バーコードの種類が多くて違いがわからない」「自社の業務にはどの規格が合うのか判断できない」という声も少なくありません。
本記事では、バーコードの種類を1次元と2次元に分けて整理し、JAN・Code39・Code128・QRコード・DataMatrixなど代表的な規格の特徴を解説します。業務用途別の選び方も紹介しますので、読み取りミスを減らし、現場で失敗しにくい機器選定にお役立てください。
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バーコードとは
まずはバーコードの基本的な定義と仕組みを押さえましょう。種類を理解するうえでの土台となる知識です。
バーコードとはなにか
バーコードとは、数字や文字列などの情報を一定の規則に従って表現し、専用の機器で読み取ってデータ化するためのコードです。白と黒の縞模様やドットパターンで構成され、人間が目視で読むのではなく、機械で瞬時に認識することを目的としています。
業務における主な用途は以下のとおりです。
- レジ会計や在庫管理での商品識別
- 物流倉庫での入出庫検品と棚卸し
- 製造工程でのトレーサビリティ確保
- 医療機関や自治体での物品・書類管理
いずれの用途でも、手入力に比べて作業時間の短縮と入力ミスの低減が期待できます。バーコードの種類は数十種類以上ありますが、まずは1次元バーコードと2次元バーコードに分けて考えると整理しやすくなります。
バーコードの基本的な仕組み

バーコードの読み取りは、光を当てて反射の違いを検出する仕組みで行われます。白い部分は光を強く反射し、黒い部分は光を吸収するため反射が弱くなります。この明暗の差をセンサで検出し、デジタル信号に変換してからデコード処理でデータを復元します。
読み取り精度に影響を与える主な要因を整理すると、次のようになります。
| 要因 | 影響の内容 | 対策の方向性 |
|---|---|---|
| 印字品質 | かすれやにじみで認識エラーが増える | プリンタ設定や用紙の見直し |
| コントラスト | 白黒の差が小さいと検出しにくい | 背景色と印字色の組み合わせを確認 |
| 汚れや傷 | 一部が欠損すると読み取り不可になる | ラベル保護や定期的な交換 |
| 照明条件 | 直射日光や反射で読み取りにくくなる | 設置場所やリーダーの角度を調整 |
このように、バーコードの読み取り精度は印字品質や照明条件など運用環境に大きく左右されます。現場で「かすれたラベルが読めない」「スマホ画面のQRが反射して通らない」といったトラブルを減らすには、用途と読み取り対象(紙・ラベル・液晶画面)に合ったリーダーを選ぶことが重要です。
株式会社ビジコムのバーコード・QRコードリーダーは、有線・無線、置き型、液晶画面読み取り特化など、現場の運用に合わせて選べるラインアップを用意しています。読み取り環境の条件が厳しい場合ほど、要件に合う機器を選ぶことが、日々の業務を安定して回すための重要なポイントになります。
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1次元バーコードの種類と特徴
1次元バーコードは、横方向の縞模様で情報を表現する形式です。歴史が長く、読み取り速度が速いことから多くの現場で採用されています。代表的な規格を見ていきましょう。
JANコード
JANコードは、日本の小売流通で最も広く使われている1次元バーコードです。商品パッケージに印刷されている13桁または8桁の数字で構成され、国際的にはEANコードと呼ばれる規格と互換性があります。
主な用途は商品識別であり、レジ会計時の価格呼び出しや、在庫管理システムでの商品マスタ連携に活用されます。小売店だけでなく、卸売業や製造業でも出荷管理などで利用されるケースがあります。
現場で注意すべき点として、以下が挙げられます。
- 印字がかすれていると読み取りエラーが発生しやすい
- バーコードのサイズが小さすぎると認識率が下がる
- 曲面にラベルを貼ると縞模様が歪み、読み取りが不安定になる
JANコードは普及率が高い反面、印字品質とラベル貼付位置の管理が読み取り精度を左右します。
Code39
Code39は、数字に加えてアルファベット大文字や一部の記号を扱える1次元バーコードです。工業分野での資産管理や製造ラインでの工程管理、物流倉庫での荷物追跡など、業務用途で幅広く使われています。
Code39の特徴は、構造がシンプルで導入しやすい点にあります。ただし、1文字あたりのバー幅が比較的広いため、データ量が増えるとコード全体の長さも長くなります。そのため、ラベルを貼る対象物の面積を事前に確認しておく必要があります。
運用時のポイントは以下のとおりです。
- ラベル面積に余裕を持たせてコードを配置する
- 印字品質を定期的にチェックし、かすれを防ぐ
- 長いコードは読み取り距離や角度の調整が必要になる場合がある
Code128 など
Code128は、1次元バーコードの中でも高密度に情報を表現できる規格です。数字、アルファベット、記号を効率よくエンコードでき、同じ情報量でもCode39より短いコード長で済むことが特徴です。物流業界での出荷ラベルや製造業でのシリアル番号管理などで採用されています。
1次元バーコードには、Code128以外にも複数の規格があります。主な規格を比較すると次のようになります。
| 規格名 | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| Code128 | 高密度でデータ効率が良い | 物流ラベル、製造管理 |
| ITF | 数字のみ、段ボール印刷に適する | 物流の外装箱管理 |
| NW-7 | 数字と一部記号、チェックデジットが柔軟 | 宅配伝票、図書館管理 |
1次元バーコードは読み取り速度が速く、長年の運用実績があるため安定性に優れています。一方で、格納できる情報量には限界があり、ラベル設計にも制約が生じやすい点を理解しておきましょう。
2次元バーコードの種類と特徴

2次元バーコードは、縦横の両方向に情報を持つため、1次元バーコードより多くのデータを格納できます。QRコードやDataMatrixが代表例であり、近年は活用範囲が広がっています。
QRコード
QRコードは、日本で開発された2次元バーコードで、スマートフォンでも読み取れる手軽さから幅広い場面で普及しています。数字だけでなく、英数字、漢字、URLなど多様な情報を格納でき、誤り訂正機能により一部が汚れていても読み取れる設計になっています。
店舗業務では、決済用QRコードや会員証、クーポン配布、案内URLの表示など、紙への印刷と画面表示の両方で活用されています。自治体の窓口でも申請案内や手続き誘導にQRコードを使用するケースが増えています。
現場で注意すべき点として、利用者がスマートフォン画面にQRコードを提示する運用では、液晶画面の読み取りに対応したリーダーが必要になります。紙の印刷物を読むリーダーでは、画面の光沢や明るさの影響で認識エラーが起きやすくなるためです。
たとえば決済QRなど「スマホ画面のコード」を読む運用では、紙の印刷物とは異なり、画面の反射や明るさが読み取りに影響します。こうした条件を想定していないリーダーでは、認識エラーが発生しやすくなります。
QRコードは情報量と普及度の両面で優れていますが、読み取り対象が紙か画面かによって機器選定が変わります。
ビジコムのQRコードリーダーには、液晶画面の読み取りを想定したモデルもあり、決済QRや受付業務など画面提示が多いシーンでの運用安定化に役立ちます。
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DataMatrix など
DataMatrixは、非常に小さな印字スペースでも情報を格納できる2次元バーコードです。正方形のドットパターンで構成され、医療器具や電子部品など、ラベルを貼る面積が極めて限られる対象物で採用されています。
誤り訂正機能を備えているため、汚れや傷で一部が欠損しても読み取れる可能性があります。製造業では個体管理やトレーサビリティ確保の目的で、部品一つひとつにDataMatrixを刻印するケースも見られます。
2次元バーコードの主要規格を比較すると次のようになります。
| 規格名 | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| QRコード | 大容量、スマホ対応、普及度が高い | 決済、会員証、案内URL |
| DataMatrix | 極小印字可能、誤り訂正が強い | 医療器具、電子部品、製造管理 |
| PDF417 | 大容量、運転免許証などで採用実績 | 身分証、物流伝票 |
2次元バーコードは情報量と耐汚損性が強みですが、読み取り環境の整備と運用設計を事前に検討することが重要です。特に小さなコードを読む場合は、リーダーの解像度や読み取り距離を確認しておく必要があります。
業務用途別に見るバーコードの選び方
バーコードの種類を理解したうえで、実際の業務用途に合わせた選び方を確認しましょう。現場の条件によって最適な規格やリーダーは異なります。
小売店・店舗業務で使われるバーコード

小売店や店舗業務では、JANコードとQRコードが代表的に使われています。JANコードは商品識別の基本であり、レジ会計や棚卸し、発注業務の基礎データとして活用されます。QRコードは決済サービスや会員証、クーポン配布など、顧客とのやり取りで使用される機会が増えています。
店舗業務でバーコードを選ぶ際に重視すべきポイントは以下のとおりです。
- 会計時の読み取りスピードと失敗の少なさ
- 液晶画面のQRコード読み取りに対応しているか
- 在庫管理システムや会計システムとの連携のしやすさ
店舗業務では、紙ラベルと液晶画面の両方を読む可能性を考慮してリーダーを選定することが重要です。
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物流・製造現場で使われるバーコード

物流倉庫や製造現場では、Code128などの1次元バーコードとDataMatrixなどの2次元バーコードが用途に応じて使い分けられています。検品、入出庫管理、工程トレーサビリティなど、正確性と効率性が求められる場面で活躍します。
物流・製造現場でバーコードを選ぶ際の考慮点を整理すると次のようになります。
| 考慮点 | 内容 | 対策例 |
|---|---|---|
| ラベル耐久性 | 摩擦や温度変化でラベルが劣化する | 耐久性の高い素材を選ぶ |
| 照明・反射 | 倉庫内の照明条件で読み取りにくくなる | リーダーの照射角度を調整 |
| 粉塵環境 | 汚れが付着して読み取りエラーが起きる | 定期的な清掃、耐汚損性の高いコード選択 |
| 作業スタイル | 手袋着用や距離のある読み取りが必要 | ロングレンジ対応や無線リーダーを検討 |
現場の環境条件を把握したうえで、読み取り対象のサイズや設置場所に合った機器を選ぶことが、運用トラブルを減らすポイントです。
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医療・自治体などで使われるバーコード

医療機関や自治体では、DataMatrixやQRコードが多く使われています。医療器具や小物の個体管理にはDataMatrixが適しており、受付案内や証明書発行、書類照合などにはQRコードが活用されています。
これらの現場で重視すべきポイントは以下のとおりです。
- 読み間違いを防ぐための運用設計と機器精度
- 清掃や消毒がしやすい機器の選択
- 誰が何をいつ読むかという運用手順の明確化
医療や自治体の業務では、読み取りミスが患者対応や手続きの遅延につながる可能性があるため、信頼性の高い機器と明確な運用ルールが求められます。
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業務で使うバーコードは用途によって求められる条件が大きく変わるため、まずは現場の運用から必要要件を整理することが近道です。
まとめ
バーコードの種類は、まず1次元と2次元に分けると整理しやすくなります。1次元バーコードはJAN、Code39、Code128などが代表的で、読み取り速度と運用実績の多さが強みです。2次元バーコードはQRコードやDataMatrixが代表的で、情報量の多さと耐汚損性に優れています。
業務用途ごとに、読み取り対象が紙かラベルか液晶画面か、そして環境条件を踏まえて選ぶことが重要です。小売店では会計スピードと液晶対応、物流・製造では耐久性と作業環境、医療・自治体では読み間違い防止と衛生面がポイントになります。
こうした業務ごとの条件を踏まえたうえで、リーダー選定を進めることが重要です。株式会社ビジコムのバーコード・QRコードリーダーは国内累計50万台以上の販売実績があり、用途に合わせて選べる豊富なラインアップで業務導入の選択肢となります。まずは現場の運用条件を整理し、読む対象や距離、設置方法、接続方式を確認したうえで、適したリーダーを検討してみてください。














