バーコードリーダー・スキャナ

二次元コードとは?バーコードとの違いと利用シーンを紹介

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こんにちは。「店舗活性化委員会(ミセカツ)」です!

スマートフォンやタブレットの普及によって、レジ業務や受付業務で二次元コードを目にする機会が増えています。QRコードに代表される二次元コードは、従来の一次元バーコードと比較して大量の情報を小さなスペースに記録できるため、幅広い業種で活用が進んでいます。

本記事では、二次元コードとは何か、一次元バーコードとの違いは何かを基礎から解説し、種類の特徴から実際の利用シーンまでご紹介します。二次元コードリーダーやQRコードリーダーの導入をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。

二次元コードとは

二次元コード(二次元バーコード・2Dコード)とは、縦と横の二方向に情報を配置して、大量のデータを記録できるコードの総称です。一次元バーコードが横方向のみに線を並べる形式であるのに対して、二次元コードは平面全体にドットやパターンを配置するため、より多くの情報を小さな印字スペースに格納できます。

近年では、QRコードをはじめとする二次元バーコードが業務シーンでも一般化しており、専用のコードリーダーやスマートフォンアプリで手軽に読み取れる環境が整いつつあります。ここでは、まず二次元コードの仕組みと読み取りの基本を押さえたうえで、一次元バーコードとの違いと使い分けについて整理します。

基本的な仕組み

二次元コードは、白黒のドットや模様を縦横に配列することで、数字や文字、URL、顧客IDなどの多様な情報を表現する仕組みです。一次元バーコードが線の太さや間隔で情報を表すのに対し、二次元コードは平面の模様全体でデータを記録するため、情報量を大幅に増やせるという特徴があります。

読み取りには、専用の二次元コードリーダーやQRコードリーダー、スマートフォンのカメラアプリを使います。これらの機器は、コードに光を当てて反射したパターンを読み取り、内部のデコーダーがデータに変換する流れで動作します。特にQRコードでは、コードの四隅に位置検出パターンという特殊なマークが配置されており、どの角度からでも高速に読み取れる工夫が施されています。

また、二次元コードの多くは誤り訂正機能を備えており、コードの一部が汚れや破損で読めなくても、残りの部分から元の情報を復元できるのも特徴です。この仕組みによって、屋外イベントや物流倉庫など、印刷物が汚れやすい環境でも安定した運用が可能になります。

一次元バーコードとの違い

一次元バーコードと二次元コードの最大の違いは、記録できる情報量です。一次元バーコードは主に商品コードや管理番号など、比較的短いデータを扱うのに適していますが、二次元コードは数千文字以上のテキストやURL、画像データまで格納できるため、複雑な業務情報の管理に向いています。

下表は、一次元バーコードと二次元コードの代表的な違いをまとめたものです。

項目 一次元バーコード 二次元コード
情報量 数字や短い文字列(数十文字程度) 数千文字以上、URL、画像データなど
読み取り方向 横方向のみ 縦横両方向(全方向対応も可能)
印字スペース 横長に広い面積が必要 小さな正方形で大量の情報を表現
誤り訂正機能 基本的になし(チェックデジットのみ) あり(一部汚れても復元可能)
読み取り機器 バーコードリーダー・スキャナ 二次元コードリーダー、スマートフォン

使い分けの考え方としては、既存のPOSシステムや在庫管理で一次元バーコードの運用が定着している場合は、そのまま継続するのが効率的です。一方で、イベントの電子チケットやホテルのセルフチェックインのように、氏名や予約番号、URLなど多くの情報を一つのコードに集約したい場面では、二次元コードの導入が有効になります。

また、教育施設の入退室管理や保育園の登降園管理では、保護者ごとに異なる情報を持たせたり、日時や場所のデータを紐づけたりするケースが多いため、情報量の多い二次元コードが選ばれる傾向にあります。既存のバーコード運用と組み合わせながら、用途に応じて使い分けることで、業務全体の効率化を図ることができるでしょう。

二次元コードの種類

二次元コードには複数の種類があり、それぞれ情報の配置方法や読み取り性能、適した利用シーンが異なります。大きく分けると、ドットや模様を平面に配置するマトリクス型と、一次元バーコードを層状に重ねるスタック型に分類されます。

ここでは、それぞれの特徴と代表例を整理し、どのような業務シーンで活用されているかを解説します。

マトリクス型

マトリクス型二次元コードは、縦横に並んだドットや模様の集合で情報を表現する形式で、最も広く普及しているのがQRコードです。QRコードは、株式会社デンソーウェーブが開発した規格で、高速読み取りと誤り訂正機能の高さから、国内外で幅広く採用されています。

マトリクス型の最大の特徴は、コードの向きに依存せず全方向から読み取れる点と、大容量のデータを小さな印字スペースに収められる点です。たとえば、イベントの入場受付では、チケット情報や座席番号、購入者の氏名などを一つのQRコードに集約し、専用のQRコードリーダーで瞬時に照合する運用が一般化しています。

以下は、マトリクス型二次元コードの代表例とその特徴をまとめた表です。

コード名 主な特徴 利用シーン例
QRコード 高速読み取り、誤り訂正レベル選択可能 決済、チケット、URL共有、登降園管理
Data Matrix(データマトリックス) 小型化に優れ、医薬品や電子部品の管理に強み 医薬品トレーサビリティ、電子部品の個体管理
Maxi Code(マキシコード) 中央に円形のターゲット、物流や郵便で採用実績 国際郵便、物流パッケージの追跡

QRコードはスマートフォンアプリでも読み取れるため、ホテルのセルフチェックインや教育施設の入退室管理など、利用者が手持ちの端末で操作する場面でも活躍しています。一方、Data Matrix(データマトリックス)は印字サイズを極小化できるため、医薬品や精密機器の個体管理に適しており、Maxi Code(マキシコード)は高速搬送ラインでの読み取りに強みを持ちます。

スタック型

スタック型二次元コードは、一次元バーコードを複数段に積み重ねた形式で、既存のバーコードリーダーとの互換性を保ちながら情報量を増やせる点が特徴です。代表例にはPDF417やGS1(ジーエスワン)合成シンボルがあり、運送伝票や身分証明書などで採用されています。

スタック型は、マトリクス型と比べると読み取り方向が制限される場合がありますが、印刷品質や照明条件の変動に比較的強く、既存のバーコード読み取りインフラを活用しやすいというメリットがあります。たとえば、運送業界では、荷物の追跡番号や配送先情報をPDF417に記録し、既存のスキャナで読み取る運用が定着しています。

以下は、スタック型二次元コードの代表例と特徴をまとめた表です。

コード名 主な特徴 利用シーン例
PDF417 多段のバーコードを積層、誤り訂正機能あり 運送伝票、身分証明書、航空券
GS1合成シンボル 小型サイズでも高い情報密度を実現 医薬品パッケージ、小型製品の管理
Code49(コード49) 初期のスタック型、シンプルな構造 物流ラベル、倉庫在庫の管理

PDF417は、航空券や身分証明書のように厳格な本人確認が求められる場面で広く使われており、誤り訂正機能によって印刷の劣化や汚れにも対応できる点が強みです。一方、GS1合成シンボルは小型化に優れているため、医薬品や化粧品など、パッケージスペースが限られる製品の個体管理に適しています。

マトリクス型とスタック型のどちらを選ぶかは、既存システムとの連携や印字スペース、読み取り環境などを総合的に判断する必要があります。たとえば、スマートフォンでの読み取りを前提とするならマトリクス型のQRコードが有力ですし、大量のデータを格納したい場合は、スタック型のPDF417を二次元コードリーダーで読み取る運用が適しています。

二次元コードのメリット

二次元コードを業務に導入する際は、大容量データの記録や高い誤り訂正機能といったメリットを最大限に活かすことが重要です。

ここでは、二次元コードのメリットを具体的な利用シーンとともに整理し、解説します。

二次元コードは、従来の一次元バーコードと比較して圧倒的に多くの情報を記録できるため、顧客IDや予約番号、利用履歴など複数のデータを一つのコードに集約できます。この特性を活かすことで、業務フローの効率化やペーパーレス化が進み、スタッフの負担軽減にもつながるでしょう。

たとえば、幼稚園や保育園の登降園管理では、保護者ごとに発行したQRコードに園児の氏名、クラス、送迎時刻などを記録し、専用のQRコードリーダーで読み取ることで、手書きの出席簿やタイムカードを省略することができます。同様に、教育施設の入退室管理では、学生証や職員証にQRコードを印刷し、入退室時刻を自動記録することで、セキュリティ強化と勤怠管理の効率化を同時に実現できる点も特徴です。

イベント受付では、チケット購入時に発行される二次元コードに座席番号や購入者情報を埋め込み、会場入口で専用リーダーをかざすだけで照合が完了するため、紙チケットの印刷コストや偽造リスクを削減できます。また、ホテルのセルフチェックインでは、予約確認メールに記載されたQRコードを自動チェックイン機にかざすだけで、フロント業務の負担を軽減し、深夜や早朝のチェックインにも柔軟に対応できます。

以下は、二次元コードの活用によって得られる主なメリットをまとめたリストです。

  • 大容量の情報を小さな印字スペースに記録できるため、カードやシールなど限られたスペースでも活用可能
  • 誤り訂正機能により、コードの一部が汚れや破損していても読み取りが可能で、屋外イベントや保育園の送迎時など汚れやすい環境でも安定稼働
  • URLや顧客IDをコードに埋め込むことで、紙の書類やパンフレットから直接Webサイトや管理システムへ誘導でき、ペーパーレス化とデジタル化を同時に推進
  • 専用のコードリーダーやスマートフォンアプリで瞬時に読み取れるため、受付業務や照合作業の時間短縮とヒューマンエラーの削減が可能

これらのメリットは、業務の種類や規模に応じて柔軟に活用できるため、小売店や飲食店だけでなく、自治体や病院、教育施設など幅広い業種で導入が進んでいます。

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二次元コードの注意点と対策

二次元コードを安心して業務に取り入れるためには、読み取り精度に関する対策だけでなく、不正利用や情報漏洩を防ぐ仕組みも必要です。ここでは、導入時に特に注意すべきポイントを順に解説します。

読み取りトラブルの原因と対策

二次元コードの読み取りがうまくいかない場合、主な原因としてコードの汚れや印刷不良、照明環境の不適切さ、読み取り端末の性能差などが挙げられます。これらのトラブルは、運用ルールの見直しや印刷品質の改善、推奨読み取りサイズの設定によって多くが解決できます。

以下は、読み取りトラブルの主な原因と対策一覧です。

  • コードが汚れたり破損している場合の対策:誤り訂正レベルを高めに設定し、ラミネート加工や防水シールで保護する
  • 印刷不良が原因となる場合の対策:推奨DPI以上で印刷し、印刷後に目視確認とテスト読み取りを行う
  • 照明環境による読み取り不良への対策:読み取り位置の照明を確保し、反射光を抑える工夫を行う
  • 機種により液晶画面に表示したコードの読み取り性能に差がある場合の対策:専用の二次元コードリーダー(QRコードリーダー)を導入し、推奨機種を案内する

たとえば、保育園の登降園管理では、保護者が毎日かざすQRコードが手垢で汚れやすいため、誤り訂正レベルを高めに設定し、定期的にラミネートカードを再発行する運用が有効です。また、ホテルのセルフチェックインでは、チェックイン機の周辺照明を十分に確保し、逆光や反射光の影響を受けにくい配置を工夫することで、読み取り成功率を高めることができます。

イベント受付では、来場者が持参するスマートフォンの機種やカメラ性能にばらつきがあるため、主催者側が専用のQRコードリーダーを配置し、スタッフが代理で読み取る体制を整えることで、スムーズな入場を実現できます。このように、運用環境に合わせた対策を講じることで、読み取りトラブルを最小限に抑えることが可能です。

導入時に押さえる運用とセキュリティのポイント

二次元コードを業務に導入する際は、運用ルールとセキュリティ対策を事前に整備することが重要です。特に、不正コピーやなりすまし、URL先の管理など、情報漏洩やトラブルを防ぐための仕組みを組み込んでおく必要があります。

以下は、導入時に押さえるべき運用とセキュリティのポイントをまとめたリストです。

  • コードの発行権限を明確にし、誰がいつどのような目的でコードを生成するかを記録する仕組みを整える
  • 個人情報や機密情報を含むコードには暗号化やアクセス制限を設け、不正コピーや改ざんを防止する
  • QRコードに埋め込むURLは定期的に有効性を確認し、リンク切れやフィッシングサイトへの誤誘導を防ぐ
  • コード変更時は利用者への周知を徹底し、旧コードの無効化タイミングと新コードの配布方法を明確にする
  • 読み取りログを記録し、不正アクセスや異常な読み取り頻度を検知できる体制を構築する

たとえば、教育施設では、学生証や職員証に印刷されたQRコードでの入退室管理は一般的な教室の出欠確認に留め、セキュリティを重視するエリア(研究室、機密情報保管庫など)では複製・悪用されづらい時限式の動的QRコードや、ICカードの併用が推奨されます。また、ホテルのセルフチェックインでは、予約確認メールに記載されたQRコードが宿泊当日のみ有効となるよう有効期限を設定し、不正利用を防ぐ仕組みが有効です。

イベント受付では、チケット転売や不正入場を防ぐため、QRコードに購入者情報や座席番号を紐づけ、入場時に本人確認を行う運用を組み合わせることで、セキュリティレベルを高めることができます。保育園の登降園管理では、保護者ごとに異なるQRコードを発行し、読み取りログを保護者アプリで確認できるようにすることで、送迎時刻の透明性を確保し、トラブルを未然に防ぐことが可能です。

まとめ

本記事では、二次元コードとは何か、一次元バーコードとの違いや種類、メリットと注意点について解説しました。二次元コードは大容量のデータを小さなスペースに記録でき、誤り訂正機能によって汚れや破損にも強いため、幅広い業務シーンで活用されています。

二次元コードを業務に活用する際は、用途に合った二次元コードリーダーやQRコードリーダーの選定が成功の鍵となります。読み取り速度や対応コード種別、耐久性など、現場の運用環境に最適な機器を導入することで、業務効率化とコスト削減を同時に実現できるでしょう。二次元コードリーダー(QRコードリーダー)ならビジコムにお任せください。豊富なラインナップと導入実績で、貴社の業務をしっかりサポートいたします。

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