POSレジ クラウド ハードウェアのビジコム

ビジコムと山口のつながり

ビジコムと柳井市 -ビジコム柳井スタジアム-

現在ビジコムは、東京本社をはじめ、大阪支店、名古屋営業所、福岡営業所、岩国事業所、周防大島サテライトオフィス、そして柳井ラボと7つの拠点を構えています。
柳井市とのつながりは、2009年に柳井市民球場の命名権を取得したことに始まります。この命名権により柳井市民球場は『ビジコム柳井スタジアム』という愛称で、毎夏の高校野球や山口国体(2011年)のの会場として活用されました。その結果、“ビジコム”の名が球場名だけでなく、山口県内で広く知られるようになっていきました。
ネーミングライツ:2009年11月取得

ビジコム岩国事業所の開設

2013年7月には岩国駅前にカスタマーセンターを兼ねたビジコム岩国事業所を開設します。
BCP(事業継続計画)の観点から、部署の地方分散を重視していましたが、2011年東日本大震災の影響もあり、全ての業務が東京本社に集中していることに対する緊急時のリスク回避の面からも、都市一極集中を解消することが当時の重要課題でした。
ビジコムのPOSソリューションをご利用中のお客様の相談窓口でもあるカスタマーセンターは、電話応対がメイン業務となるため、東京本社と大阪支店にあったカスタマーセンターを地方移転することが検討されました。当初はさまざまな地域が候補として挙がりましたが、代表の故郷である岩国市に2012年末、岩国錦帯橋空港(※1)が開港することが決まり、東京本社からも日帰りが可能なエリアで、尚且つ震災にも比較的強いエリアということで、岩国に事業所を開設することになります。
岩国事業所:2013年7月25日 開設

周防大島サテライトオフィスの開設

岩国事業所を開設した2年後の2015年7月には、山口県中山間地域の企業誘致の話をうけ、柳井市大島郡周防大島町の廃校を利用したサテライトオフィスが候補地として提案されました。周防大島町の和田地区は島の入り口となる大島大橋から東へ約30㎞と奥まった地域ではありましたが、流通インフラが整っており、Iターン・Uターンを望む若者にとって魅力的な自然に溢れた環境であることが新たな拠点設立の決め手となりました。2016年7月に周防大島サテライトオフィス(※2)を開設し、数多くある教室をオフィス、物流梱包、倉庫、ハード製品の品質確認、在庫管理、出荷業務を行う拠点として開設しました。
周防大島サテライトオフィス:2016年7月28日 開設

周防大島は、“島”でありながら、本土と橋でつながっています。物流インフラも当日の最終集荷発送で、翌日に関東、南九州まで荷物が届く体制が整っていました。物流の拠点を東京本社と周防大島サテライトオフィスで分けることにより、東京本社からは関東から東北・北海道地方へ、周防大島サテライトオフィスからは関東以西への発送を担当することで、全国各地へ自社から短期間で製品を出荷できる体制となりました。
また、Iターン・Uターン希望者の採用も実現しました。社員のほとんどは島に住み、島で子育てをするなどして生活をしています。

ビジコム柳井Lab.の開設

2019年8月には、山口県柳井市に柳井ラボ(※3)を開設しました。
「ビジコム柳井Lab.」は、“Lab(ラボ:研究所)”の名のとおりIT技術の研究を主軸に据えながら、物流管理の拠点として活用されています。神西小学校の廃校を再利用しており、大島大橋に面した風光明媚な立地と、長年受け継がれた小学校舎を尊重しながら、オフィスとして活用しています。
柳井ラボ:2019年8月6日 開設

山口県のIT関連企業・サテライトオフィス誘致のPR動画「【IT・サテライトやまぐち】見つける、理想のオフィスのカタチ」で、ビジコム柳井事業所(BUSICOM YANAI LAB.)の取材動画を掲載いただきました。

ビジコムが山口県へ進出した理由

ビジコムの山口県進出には、3つの理由がありました。

①クラウド活用による高い社内インフラの安定性
ビジコムは2000年からクラウドを活用して社内情報の一元化を進めており、売上・在庫などの情報共有が全拠点で可能になっています。これにより、本社と地方拠点で情報量や時間に差がなく業務を遂行できる基盤ができていました。

② Iターン・Uターン希望者とのマッチング機会の創出
IT化されたオフィスワークと豊かな自然に囲まれた環境の両立は、若者の求職ニーズに応えることができました。

流通インフラに強い山口県エリアの利便性
山口県の流通インフラは、ビジコムにとって有利な環境でした。アジア圏メーカーとの取引で使われる、門司港(福岡県)へのアクセスが良く、周防大島サテライトオフィスにて商品の保管を実現することができました。さらに、商品の出荷に関しては、関西圏はもちろん、関東圏や九州圏も翌日着圏内というスピーディーな配送を可能にしています。

ビジコムの山口県への進出は、ビジコム柳井スタジアムのネーミングライツ取得から始まり、10年以上が経過しました。山口県へUターンしてきた社員は7人、Iターンも2人となりました。今後も自然に恵まれた環境で働きたいIターン希望者の採用活動を強化し、地方創生に貢献していきます。また、山口県内の拠点で業務分散を実施し、人手不足の解消や働き方改革に取り組んでいきます。

(※1)山口錦帯橋空港。山口県岩国市旭町3丁目15-1。
(※2)周防大島SOは山口県の中山間地域サテライト・オフィス進出第一号企業。
(※3)ビジコム柳井Lab.。山口県柳井市神代4110-2。