スマホ型ハンディターミナルでQRコード照合を効率化し、出荷作業の工数を削減!
2025.05取材
『鉄の街』北九州で鋼材の加工・販売を行う住倉鋼材株式会社様での出荷照合作業において、業務効率化を実現する手段として、Android™モバイルターミナル「NLS-MT93」をご導入いただきました。
今回は、導入の背景や現場での活用状況、業務用アプリの開発について、実際にお話を伺いました。
お客様プロフィール

住倉鋼材株式会社 様
■所在地
福岡県北九州市小倉北区東港2丁目1-18
■事業内容
建材加工製品及び線材二次製品の製造・販売・工事
■URL
https://sk-kouzai.co.jp/
■SNS
https://www.youtube.com/@sumikura-kouzai
導入ハードウェア
「NLS-MT93」
事例の詳細
導入の背景
鋼材を加工して様々な製品を生産するメーカーの住倉鋼材株式会社様では、製品出荷時の照合作業にスマートフォンを使用していましたが、以下のような課題が発生していました。
🔹暗所でのQRコード読み取りがうまくいかない
🔹読み取りまでに時間がかかり、作業効率が落ちる
🔹出荷ミスをより確実に防ぐための手段が必要
こうした課題を受けて、システムの開発を担うユーエスソフト様が、ビジコムのスマホ型ハンディターミナル「NLS-MT93」をデモ機で確認のうえ、住倉鋼材様にご提案いただきました。
鋼材加工のプロフェッショナルとして事業を展開
品質管理の行き届いた工場で様々な製品を製造
導入の決め手
照合管理アプリの開発を担当したユーエスソフト様により、事前にデモ機を用いた検証を実施。その結果、以下の点が導入の決め手となりました。
🔹Android™ベースでアプリ開発・連携がスムーズ
🔹スマートフォンに比べてQRコードの読み取り精度・スピードが大幅に向上
🔹実際の運用を想定したテストで、確実に成果を確認できた
現場に最適な照合管理アプリとモバイルターミナルの組み合わせにより、出荷業務における照合精度・操作性・作業スピードが大幅に向上しました。また、従来のスマートフォン運用では実現が難しかった現場に適したポカヨケも可能となり、業務の品質向上とヒューマンエラーのさらなる低減に貢献しています。
出荷照合の運用ステップ
導入されたモバイルターミナル「NLS-MT93」は、住倉鋼材様の出荷現場で次のような流れで活用されています。
①モバイルターミナルで出荷指示書のQRコードをスキャン
②クラウドサーバーを経由し、該当する荷札情報を取得
③製品荷札のQRコードをスキャンして、情報を照合
この運用により、作業時間の短縮に加え、誤出荷防止を実現しました。

出荷指示書のQRコードをスキャン

製品荷札のQRコードをスキャンして、情報を照合

アプリ開発について
今回、業務用システムの設計・開発を手がける福岡のIT企業ユーエスソフト様に照合管理アプリを開発していただきました。
ユーエスソフト様は、製造業をはじめとする現場のニーズに即した業務改善ソリューションを数多く提供しており、クラウド連携やモバイルアプリ開発においても高い技術力を有しています。